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2006.12.15

核ってなに

こんにちは。根岸のねこです。
昨日は体調不良でお休みしてしまいました。
今日の午前中までお休みして、とうとう年休を使い切ってしまいました。
辛いところですが、がんばっていきたいと思います。

北朝鮮の核問題も、6カ国協議開催の見通しが立ったせいか少し一休みの感じです。
そもそも核といいますがどのようなものなのでしょうか。

核というのは核分裂反応や核融合反応を用いた兵器のことです。
ここで言う核は原子核といわれるもので、全ての物質はこの原子核からできています。
学校で習ったと思いますが、一番小さい原子核は水素で、電子1個と陽子1個からできています。
この原子核が集まって分子ができて、それが集まって物質ができているのです。

核分裂爆弾という兵器に使われる核物質は、ウランまたはプルトニュウムという物質です。
どちらも元素表の後ろの方にある重い物質で、水素の250倍以上あります。
このウランやプルトニュウムの内、不安定な放射性同位体と呼ばれるものが爆弾になります。

これらの同位体は、ある一定量が集まると臨界という状態になり、自発的に放射線や熱を発生します。
それは、同位体の中性子が別の同位体にあたり、次々にお互い同士にぶつかって分裂して別の物質になっていきます。このときわずかに失われるエネルギーが、熱や放射線、電磁波などの形で放射されるのです。

しかし自然界には放射性同位体はわずかしか含まれていません。1%にも満たない量です。
これを分離精製して放射性同位体を濃縮します。
これがいまイランで問題になっている濃縮工場です。
アメリカ、イギリスなどのほか、原子力平和利用の日本にも濃縮プラントがあります。

同位体は化学的性質が同じですから、違いは微妙な質量の差だけです。
そこでガスにしてレーザを使って分離したり、遠心分離機を何百台も使ってガスにしたウランを次々回転させて、少しだけ軽いウラン235を分離していきます。

そうして作られた高濃度の放射性同位体は、ある質量が集まると臨界という状態になり、強い放射線を発生し続けるようになります。
核分裂型原子爆弾は、放射性同位体が臨界に達するほど集まらないように、バスケットボールの皮のように中空な形に鋳造します。
この周りに高性能爆弾を貼り付けて、内側に爆発させると皮の部分の同位体がゴルフボールくらいに圧縮され、その間のごく一瞬に核分裂反応が一斉におきて、広島、長崎のような核爆発が起きるわけです。

今の原爆は、これに3重水素を加えて、圧縮される核爆発を利用して、3重水素をヘリウムに換える核融合を加えた2段式爆弾が主流です。
これが水爆というものです。

核爆弾の製造はこうやって書くと簡単そうに思えますが、実際簡単です。
もちろん精密さもノウハウも必要ですが、ある程度、プルトニュウムなら10Kgより多い量があれば、何年も研究している能力のある学者ならば、立体の精密加工のできる旋盤や爆発物などと、旋盤加工技術者数人を従えれば作れる程度のものです。

核を拡散させない政策が取られているのは、北朝鮮やイランが非難されているのは、核物質が国際的にやり取りされた場合の恐ろしさがあるからに他なりません。
核保有国と未保有国の格差はありますが、国際的管理が必要なのは理解できることです。

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コメント

根岸のねこさん、こんばんは∈^0^∋
核の抑止力が過大に評価されていることが、おかしいです。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~

投稿: くまさん | 2006.12.15 08:12

今はまだ、相互確証破壊(MAD)って有効なのかな。
「そっちが撃てば撃つぞ」、という脅しですね。
だから、インドとパキスタンは同時に核を保有したのですね。
北朝鮮の場合は、アメリカに対するMADなのだと思うけど、それにしてはテポドン2は失敗しゃったから、MADになりえてない。
局地紛争で核が使えそうなところと言ったら中東なのだけれど、これはイスラエルがすでに核を持っているから、アンバランスになっているし。
使わないことが核兵器の存在意義なんだけど、それも兵器としては変な話だし。

ここらでひとつ、どこか、核の実戦使用ってのをやってみないもんですかなぁ。小規模戦術核(1ktクラス。広島の1/15)だったら、戦略拠点の破壊のみに使えて、民間人への被害はほとんどないはずだから、純軍事的に使える核なのだけれど。
アメリカがイランにどかんと。(バンカーバスターには戦術核使用型も開発済みだし。)
世界がびっくりして、みんな目が覚めると思うんだけど。

投稿: くりにゃー | 2006.12.15 19:11

コメントありがとうございます。

くまさん こんにちは。
核の抑止力というのは、核の使用に対するものにしか効きません。
それも相手が正常な場合のことです。
ほんとは核兵器の完全廃棄ができればいいのですが。
現状では減ったといっても、六発弾のこめてある拳銃から1発だけ弾を抜いたようなもので、それでほっとできる人は少ないでしょうね。

くりにゃーさん こんにちは。
MADの理論が成立するのは、米ロ間だけでしょう。
しかし偶発的事故を防げるほどシステムが十分かどうか、関わる人の神経がもつのかと考えれば、MADは文字通り狂っているでしょうね。
ここらで1つというと、現状ではこの日本またはその近くになりそうで、ありがたくないですね。
事故やたがが外れる前に完全廃棄ができる可能性はあるのでしょうか。
現状は、一時期より安定していますが、それは自転車が綱渡りをしていて、ちょっとバランスがよくなった程度ですから不安です。

投稿: 根岸のねこ | 2006.12.16 01:54

こんばんは、うつをです。
沢田研二さん主演で「太陽を盗んだ男」っていう、化学の先生が原爆を作ってしまう映画がありましたね。当時は個人でも原爆を作ることが出来るんだ、なんて思ったものです。
核保有国が「核兵器、まかりならぬ」と声高に叫んでも、全然説得力がないと思うのはうつをだけでしょうか。
昔読んだショートショート(確か星新一さんだったと思うのですが)で、地球に大彗星が向かって来て、核兵器で打ち落とそうとして地球上の全ての核兵器を使い終わると、大彗星が割れ「おめでとう」と垂れ幕が現れる、なんてのがあった様な気がします。
全ての核を含めた兵器が、地球上から消えて無くなれば良いのにと思わずにはいられないうつをです。

投稿: うつを | 2006.12.16 19:06

根岸のねこさん こんばんは。
 年次休暇を消化しきってしまいましたか。そうするとこれから来年三月までは、休むと欠勤扱いでしょうか。欠勤は人事的には痛いですが、基本はいままで同様、身体の反応には素直に従い、休む方がよろしいかと存じます。僕もそうします。(僕もすでに欠勤しているので、来期の賞与に査定がつきません)

 核兵器はそれ以前にあった化学反応による兵器とは明らかに違うものです。その怖さは単なる破壊力だけではありません。被爆した人間は一生、放射能による細胞破壊、そしてそれに付随する様々な死に至る病と闘わなくてはならなくなります。そしてそれは、自分だけではなく子孫にも及ぶのです。その恐ろしさを、被爆国である日本が、何故もっと大きな声で言わないのでしょうか。何故、子供たちに教えないのでしょうか。以前、「東京原発」という興味深い映画を観ました。核兵器ではなく原子力エネルギーのお話ですが、原発がもしも破壊され、放射性物質が大量に放出されたら、たちまち日本は放射能だらけになってしまいます。怖い話です。

投稿: あゆざかけい | 2006.12.16 21:52

こんばんわ。
「文章」、読ませていただきました。
「核」って、本当に恐ろしくて怖いですね。
それなのに、何故「北朝鮮」は、「核」を持ち続けるのが。
正直言って、やめて欲しいです。
それが、全く分からないなんて、悲しいです。
時代が泣いています。

投稿: H・K | 2006.12.16 22:44

コメントありがとうございます。

うつをさん こんにちは。
まだ実際に「テロリストの核兵器」が現れないのは核物質の管理がかろうじて成功しているからです。
もう作られてしまったものは、かろうじて使われていないのですが、日本でも核保有論が出る時代ですから、いつまで大丈夫なのか心配です。

あゆざかさん こんにちは。
なんとかあと3ヶ月半、がんばって欠勤だけは避けたいのですが、難しいです。
被爆の影響はたぶん私たちの予想より大きいのかもしれません。
特にテロリストの粗製核兵器だと無駄になって吹き飛ばされる核物質が多くて死の灰が多く出そうです。
またアメリカなどの核兵器も、わざわざ劣化ウランを外側に貼り付けてあったり、コバルトを貼り付けてあったりと、死の灰を増やす方策を取っているのもありますから。
いずれにせよ、あればいつかは使われてしまう可能性が高いのですから、なんとかなくす方向に進んで欲しいです。

H・Kさん こんにちは。
ほんとに狂ってます。抑止力が抑止力にならないケースもありうることが分かってないみたいです。
北朝鮮がどこかで使ったら、アメリカは必ず報復するでしょう。
たくさんの人が死ぬことになります。

投稿: 根岸のねこ | 2006.12.17 12:04

根岸のねこさま。はじめまして。初めてコメントさせていただきます。実はわたしも鬱をわずらっておりました。いえ、今も治療中ですが。わたしが、まだ、鬱でぐずぐずしていたとき、ブログめぐりをしていたことがあり、ねこさまが、ご病気を抱えながらも、とても前向きに生きておられる姿に勇気をいただきました。でも、いつも、とても難しい社会問題などをテーマに書いておられたので、どうして、この方は鬱になりながらも、こんな難しいことを考えられるのだろうと驚き、あまりにテーマが高尚なので、とてもコメントを書く勇気がありませんでした。ただただ、世の中にはこんな方もおられるのだなぁと感心しておりました。その後、病気が少しづつ快方に向かうに従い、私生活が忙しくなって、ネットを触ることがめったになくなっていたのですが、今回、ネットを活用する仕事につくようになったこと、かねてより念願のブログに挑戦しようと思い、また、ネットサーフィンする時間が増え、そういえば、あのころ見ていた、鬱のブロガーさん達はどうされたのかなぁなどと思ったのです。でも、ブックマークも消してしまい、ブログのタイトルなども忘れてしまっていました。でも、何故か、根岸のねこさんのお名前はとてもユニークでしたので、記憶の片隅にあって、もうないのかな・・・などとも思いながら探してみたらあったので、とてもうれしかったです。相変わらず、辛いながらもがんばっておられるようなのですね。ただ、やはり、難しいテーマ、本題のほうにはとてもコメントできることはできません。ごめんなさい。長くなりまして。とりあえず、なんだか懐かしく思えたので、今日は勇気を振り絞って足跡を残してみました。ねこさんに勇気をもらった者の一人として。

投稿: spiritualM | 2006.12.17 21:45

こんばんわ
最近特になんだか世間が騒がしいですね 
申し訳ありません ねこさんのお書きになった投稿へのレスになっていませんm(__*)m 科学中学までは得意だったのに.......(* ̄_ ̄)トオイメ
私もこの所不調です “うつ病”ってなんて厄介な病気なんでしょう?
でも必ず治る日が来ることを信じています
たまに体調が悪くてお休みは仕方がないですね 年休を使い切ってしまったのは痛いですが 良くなる時が来ると思ってお互いに待ちましょう
心が軽くなりますように

追記:何をどう考えてみても Blogのタイトルと中身のギャップがあり過ぎていたように感じましたので また新しくBlogを作り直しました
よろしくお願いします

投稿: 風香 | 2006.12.18 17:06

ごめんなさい
URLアドレスを間違えてしまいました<(_ _*)>
http://fuca.exblog.jp/ ←こちらが正しいURLです

投稿: 風香 | 2006.12.18 19:15

コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。

spiritualMさん(瞳さんのほうがいいのかな) こんにちは。
なんだかくすぐったくなってしまいます。
高尚なテーマというより、日頃の不満や少しだけ知っていることを書きたがるのですが、分かりやすく楽しく書けていないんです。
ただ、闘病というか復帰でしょうか、何とか続けられているのは、このブログでたくさんの人に励ましてもらえたからだと思ってます。
もし私が少しでもお役に立てたのならうれしい限りです。
「読んだよ」だけで十分ですから、またコメントしてくださいね。

風香さん こんにちは。
調子は波ですからね。少しずついいほうに向かっていきましょう。
やっぱり分かりにくかったですか。残念。でもまたがんばって書きます。
リンクのアドレス変更しておきますね。早速行ってみます。

投稿: 根岸のねこ | 2006.12.20 00:30

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