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2006.12.08

毎日こつこつと

今週は妻の母の手術がありました。
大腸がんの手術でとても心配だったのですが、無事成功でした。
妻ともどもほっとしています。
とはいえ肺にも影があり、落ち着いたら今度はそちらに取り掛かることになりそうです。

私はメーカー系のコンピューターソフトウエアの会社に勤めています。
入社したのは1987年の4月でした。
そのころのパーソナルコンピューターは、やっとパソコン用OSにMS-DOSが主流になりそうだという感じのころでした。もちろんWindowsなんてまだありません。

そのころのパソコンは、メモリーが1Mbyte程度で、そのうちプログラムが動けるメインメモリーは640Kbyteでした。
いまのパソコンは、少ない機種でも512Mbyte、1Gbyteが普通です。約1000倍になっているんです。
もちろん仮想メモリですから、それ以上に拡張しても使えます。

ハードディスクに至っては、20Mbyteくらいの機種が標準だったでしょうか。
今は100Gbyte以上も珍しくないですから、5000倍?くらいでしょうか。
そのころはハードディスクが無くて、フロッピーのみの機種もありました。それだと1Mbyteのメモリーで動作して、1.4Mbyteくらいのフロッピーに格納することしかできなかったのです。

ごちゃごちゃと数字を書きましたが、当時のコンピュータは銀行にある大型の汎用機でも、いまのパソコンに匹敵する処理能力が無かったのです。

それでも何万コードのプログラムを書いて、それを実行していろんな業務のプログラムを作っていたのですから、すごかったなと思います。

今はパソコンの上でいろんなことができるようになりました。
プログラムを組むのでも、当時コマンドと呼ばれた英語の羅列を打ち込むのではなく、マウスでポンポンと操作すれば作れてしまうようです。そんなことないって怒られそうですが。(笑)

当時はプログラムをいかに狭いメモリ上の場所で動かすかに、たくさん気を使っていました。
今のプログラム作りが車を作る大量生産の流れ作業だとすれば、当時は職人による手作りの細工品みたいなものでしょうか。
気を使って時間をかけて作っていたような気がします。予定通りに進むことは稀でした。

今は大量生産ですから決められたとおりに操作していけばプログラムは作れます。
もっとも昔のように予定通りに行かないことが自分の残業や徹夜で解決できなくなっていて、流れ作業のペースを乱してしまうので、よりタイトなスケジュールをこなすことが要求されているようです。
一旦混乱が起こればすぐ赤字になる点では、今の方が厳しいですね。

私がプログラム作りを楽しめたのは最初の3年くらいでしょうか。
その後はSEとして、資料を作ってお客様と日々話をまとめる作業や、機器の導入支援、トラブルの怒られ役、最後は無いお金をどう段取りしていくかで頭を悩ませる毎日ですか。

今は病気中ということで、全体の業績資料を作ったりする仕事ですが、まあどんな仕事も大事ですから。

今はどんな仕事でも大きな時代の流れに乗り遅れないように努力し続けることが大切です。
でもずっと昔、江戸時代の農民の暮らしってどうだったのでしょうか。
自然に逆らわず、災害とかに耐えて、毎日同じことをこつこつやって暮らしを立てていたのでしょう。
流れからちょっと外れてしまっても、腐らずに毎日努力することも大事だなと思うこの頃です。

追伸:ねこのコンピュータ用語
MS-DOS:マイクロソフトが出したディスクを操作する基本プログラム。当時はコマンドといわれる英語の文字列を入れて命令しました。

メインメモリ:プログラムが実際に動作する半導体記憶装置のこと。この量が多ければ高速なプログラム実行ができます。

byte(バイト):1ビット(ONまたはOFFの1つのスイッチ)が8つ集まったもの。0から255までの数字を表せる。
これが1000バイトで1K(キロ)バイト、1000kで1M(メガ)バイト、1000Mで1Gバイト(ギガ)という。

仮想メモリ:メインメモリの不足をハードディスクを用いて補う方法。メインメモリが不足すると一定の大きさのページに分割して、ハードディスクに格納したりメモリに読み出したりして、不足をおぎなう。

ハードディスク:硬い複数の金属円盤に磁性体を付加して情報を記憶する装置。レコードのように針を動かして読み取り書き込みをおこなう。パソコンに内蔵されているものと、パソコンにつないで利用するものがある。

フロッピーディスク:柔らかい金属円盤に磁性体を付加してケースに入れて持ち運べるようにした記憶媒体。現在は3.5インチのものが主流だが、5インチや10インチのものもあった。

汎用機:銀行業務や大きな会社の業務などを処理する規模の大きなコンピューター。Windowsなどを使わず、各メーカーが開発したOS(オペレーションシステム)を搭載する。
連続の動作や大量なデータ処理に強く、メーカーが24時間サポートするため社会的に重要な業務を行うことに向いている。
ただし導入費用が高く、運用のためのコストも大きい。

SE(システムエンジニア):いろんな意味で使われるが、コンピュータの専門化としてお客様の実現したいことを、資料化してお客様に確かめたり、メーカーに問い合わせして分かりやすく説明したりなどをする人のこと。

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コメント

こんばんは。本当にそうですね。パソコンは半年で変わりますものね。びっくりですね。便利になりました。MSーDOSの時はそれなりにコンピューター言語が覚えられて面白かったです。WINDOWSもMS-DOSの基本の上で作られている訳なので大切ですよね。もうすぐビスタが出ますね。少し楽しみです。もう何年先にはビスタに統一されるらしいですが何かマイクロソフト会社の一人勝ちですね。でも何か便利になっていくけれど昔の何もなく自然と一緒に暮らしていた時代が懐かしいと思うのです。情報はないけれど、自然に守られていた時代はきっと野菜も美味しくて薬は植物だったので身体に負担はなかったと思います。ストレスもきっと少なかったような気がします。

投稿: naoko | 2006.12.08 22:37

メインフレームは、しっかりとした設計でプログラミングをしていた記憶があります。ウォーターフォール型の開発だから、当然でしょうけれど。仕事がしやすかったですね。(COBOL、好きー。)
最近はユーザーニーズも確定しないまま作り始めるから、スパイラル型とかプロトタイプ型の開発になって、ドキュメントもあやふやなシステムになりそうな気がします。(UMLで統一して管理すればいいのかな。ついていけてないですが。)
時代が進むと楽になるはずなんですけどねー。楽になってる気がしないのはなぜなんでしょうか。

投稿: くりにゃー | 2006.12.09 01:37

コメントありがとうございます。

naokoさん こんにちは。
なんでもそうですが、この時代は過去のどの時代より流れていくのが早く感じられます。
もちろん過去の時代を知ることは歴史の本しかなくて不十分ですが。
今の時代を否定することではないのですが、過去の時代に憧れを感じるのも、やはりストレスとか将来への不安が強いせいなのでしょうか。

くりにゃーさん こんにちは。
ドキュメントは大事ですよね。いまは(も)ドキュメントの不備なプロジェクトも多いのでしょうね。
もちろん日々上流工程の大事さを説いているのですが。
むしろお客様のニーズが、速い流れで開発中に陳腐化して、その修正をお金を取れないことがままありますからね。
そう、SFなんかでは未来になるほど生活が楽になる見通しでしたから、現在とのギャップの大きさには疑問を感じますね。

投稿: 根岸のねこ | 2006.12.09 17:33

根岸のねこさん、こんばんは∈^0^∋
時代の流れは大切ですけれど、自分の流れはもっと大切ですね。
流されないことが一番ではないでしょうか、自分を見失わないためにも。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~

投稿: くまさん | 2006.12.09 18:06

 奥様のお母様の手術が成功だったとのこと。まずは一安心でしょうか。それにしてもガンは怖いですね。特に大腸ガンは自覚症状が全くないそうですから。ガンの特効薬が待たれます。

 僕はユーザ系システム子会社ですね。大規模な基幹系システムが多いので、いまだにメインフレームでの開発があります。新しい開発方法論も、基幹系で大規模なものでの実績がなく、なかなか踏み出せないのが現状です。近年のコストダウン一辺倒の流れは、人をむしばみます。残念なことに、この業界の仕事を楽しめたことはほとんどないです。(T_T)

投稿: あゆざかけい | 2006.12.09 22:25

こんばんわ。
・「奥様の母が、大腸癌」に関して。
そうですか、それは大変でしたね。
でも、無事手術が、成功して良かったですね。
けど、「油断大敵」ですよ。
いつ「再発の恐れ」があるか分からないし、気を引き締めて、尚かつ順調に、「癌」が無いことを祈りたいですね。

投稿: H・K | 2006.12.09 22:40

根岸のねこさん こんばんは~
お義母様の大腸ガンの手術、成功でよかったですね。
転移のない事を願っています。

パソコンの推移とってもよくわかりました。
スゴイ!と感心しています。
そういえば、私が銀行にいた頃オンラインの導入で大変な作業をしていたことを思い出しました。
都市銀でしたが、その頃は早い方だったと思います。
きっと今では私には考えられないようなシステムになっているのでしょうね。。。
来年の1月にビスタが売り出されるそうですがねこさんのような専門家の目からみたらどうなんでしょうか???

投稿: さち | 2006.12.10 00:02

こんにちは、キッチンです。

奥様をギューしてあげてくださいね。
きっと、たくさん、心細いと思うから。。。
まだまだ、安心が出来ない所が辛いですね。
それでも、ひとつひとつこつこつなんですよね。
お二人で頑張ってくださいね。。。

PCのことは、まるでわからないので、ごめんなさい。

投稿: キッチン | 2006.12.10 10:34

コメントありがとうございます。

くまさん こんにちは。
自分の流れって考えて無かったです。
自分の流れを大事にしたいと思います。

あゆざかさん こんにちは。
癌の特効薬って早くできるといいです。
メインフレームは逆に見直されてきてますよね。
一時の脱メインフレームから、価格の低下や能力の高さを利用した開発も増えているみたいです。
ただソフト開発では人材不足が大きな問題になってますよね。

H・Kさん こんにちは。
順調に進めばいいと思っています。
完治できなくても新薬が次々と出てますので、いい薬が出るまでがんばって欲しいです。

さちさん こんにちは。
心配していただいてありがとうございます。
妻も喜んでいます。
転移は多分あるのでしょうが、大きいところをしっかり取り除いて、抗がん剤でうまく抑えていければいいと思っています。
日進月歩ですから、がんばっていれば新薬などで最終的に癌を抑えこめれるのではないかと期待しています。

銀行システムも大きく様変わりしているみたいです。
今は大きい開発をしないで、いろんな改修を徐々に進めているみたいです。
次々出てくるOSにはいい面もあれば困る面もありますね。
OSが変わるたびに買い換えるのも大変ですから。
あまり大きな機能アップが無いなら、新しくしてくれない方がうれしいですね。

キッチンさん こんにちは。
心配していただいてありがとうございます。
妻も喜んでいます。
病気の治療はなんでも一つ一つですよね。
しっかり妻のサポートもがんばります。

投稿: 根岸のねこ | 2006.12.10 12:14

こんにちは
お義母様の手術無事終わったようでよかったですね
1つずつクリアですね 先があるようですが心配でしょうね
お大事になさって下さい

私の心はヤヤ安定してきたかな?
と油断すると 元に戻ってしまうので
自分と付き合うのが大変です(苦笑)
でも 私の人生の中に仕掛けられたハードルを1つずつ
クリアしていければ 明日につながると思い 
前?向いて生きています 
ねこさんも ゆっくりと進んで下さいね^^
追伸:PCの用語が・・・まったく分かりませんのでコメントは控えます(苦笑)

投稿: 風香 | 2006.12.10 15:37

コメントありがとうございます。

風香さん こんにちは。
心配していただいてありがとうございます。
私の体調も同じで安心すると不調に戻ってしまいます。
でも病気というのはそういうものですし、病気でなくても嫌なことはあるのですから仕方ないと思いましょう。
前向きでなくても、横向きでも後ろ向きでも進んでいればいいのではないかと思ってます。

投稿: 根岸のねこ | 2006.12.10 17:40

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